わたくしイチは、2016年頃からそれまで投資してきた日本株を定期的に利確しながら、米国を中心とした海外資産に振り向けてきました。
その初期の頃に、どの資産にどんな割合で投資するとリターンが高くなるのか関心があり…
2017年4月から2018年3月末までの1年間で、松井証券にて株・債券・REIT(それぞれ先進国・新興国・日本)・金の投資信託でポートフォリオを組み75万円を積み立て投資し…
その後は7年5か月放置して、定期的に各アセット別の損益を確認しております。
今回はその定点観測状況につきまして、まとめて参ります。
各資産クラス(アセット)の保有銘柄一覧
資産クラス | 保有銘柄 |
国内株式 | ニッセイTOPIXインデックスファンド<購入・換金手数料なし> |
先進国株式 | たわらノーロード 先進国株式 |
新興国株式 | 三井住友・DC新興国株式インデックスファンド |
国内債券 | 三井住友・日本債券インデックス・ファンド |
先進国債券 | SMT グローバル債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり) |
新興国債券 | eMAXIS 新興国債券インデックス(為替ヘッジあり) |
国内リート | たわらノーロード 国内リート |
海外リート | たわらノーロード 先進国リート |
金 | iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし) |
アセット別損益率
まず、各アセット別の損益とトータルの損益は以下の通りです。(2025年8月17日現在)
利益の高い資産クラス順に並べております。(単位:円)
資産クラス | 元本 | 評価額 | 評価損益 | 損益率 |
金 | 30,495 | 98,999 | 68,534 | 225.0% |
先進国株式 | 399,206 | 1,275,740 | 876,534 | 219.2% |
国内株式 | 59,992 | 128,483 | 68,491 | 114.2% |
海外リート | 33,115 | 58,114 | 24,999 | 75.5% |
新興国株式 | 107,789 | 181,149 | 73,360 | 68.1% |
国内リート | 29,450 | 44,789 | 15,339 | 52.1% |
国内債券 | 29,752 | 26,785 | -2,967 | -10.0% |
先進国債券 | 30,315 | 25,232 | -5,083 | -16.8% |
新興国債券 | 30,864 | 23,940 | -6,924 | -22.4% |
合計 | 750,948 | 1,863,231 | 1,112,283 | 148.1% |
ご覧いただきます通り、利益率の高いアセットの1位は金(GOLD)でした!
この7年5か月で、評価額は3.25倍になってます。
2位は先進国株式(3.19倍)・3位は国内株式(2.14倍)と続き、海外リート・新興国株式・国内リートの順で利益が出ておりました。
一方で、損が出ているアセット1位は新興国債券・2位は先進国債券・3位は国内債券という結果でした。
この結果の一因として、当時為替について詳しくなかった私は、海外債券の投資信託を(為替ヘッジあり)にて購入してしまっていたことがあります。
もし債券投資信託を「為替ヘッジなし」で購入していれば…
当時より大幅に円安が進んだ今では、おそらく損益はプラスになっていたはずです。
勉強不足を反省してます。
※ちなみに投資元本は75万円で、端数の948円は投資信託保有によるポイントが付加されており、日本株投資信託に再投資しております。
当初の目標ポートフォリオ
私が当初設定していたポートフォリオは以下の通りです。

松井証券では、個別にポートフォリオを設定することができ、そのリスクリターンも自動で計算してくれる便利なサービスがあります。
そのサービスによると、このポートフォリオの期待リターンは8.2%、推計リスクは16.3%です。
現在のポートフォリオ
現在のポートフォリオは、以下の通りとなっておりました。

当然のことながら、実際のリターンが高い先進国株式の割合が最も大きくなり69%、逆に計15%で設定していた債券の割合は、低リターンの結果3%まで低下しておりました。
また当時は新興国株式が有望ではないかと考え、積み立て以外に追加で投資したため割合が11%と大きくなっています。(結局その目論見は外れておりましたが…)
現在、このポートフォリオのパフォーマンスは、積立開始来のトータルリターンは148.1%、年率リターンは12.2%、直近1年では17.8%、直近半年では21.6%と好調です。
本来であれば、目標ポートフォリオに合わせてリバランスが必要ですが、各資産の推移を定期的にみるため、あえてほったらかしにしております。

リバランスとは、投資ポートフォリオの資産配分を見直して、初期設定に戻すプロセスのことを指します。例えば株式や債券などの資産のバランスが、市場の動向によって目標割合からずれてしまった場合、資産を売却したり買い増したりして調整することでリスクを抑え、長期的な安定運用を目指します。
まとめ
今回は、約8年前からの各資産クラス(アセット)の損益について、振り返りました。
この8年では、金(GOLD)と先進国株式(特に米国)を中心に投資をしていれば最もリターンが高かったという結果になりました。
コチラはあくまでも過去の結果であり、これからの未来を保証するものでは決してありませんが…
私は今後も世界経済の成長を信じて、株式資産中心の投資を、
そしてその中でも高い成長率を示してきた先進国、特に米国中心への投資を継続して参ります。
また今回は詳しく触れませんでしたが、先日SBIの北尾社長の講演を拝聴し、今後日本で暗号資産(ビットコインなど)に源泉分離課税が導入されるのであれば、投資を検討したいと考えております。
SBI-HD北尾社長の講演内容はコチラ↓
SBIHDが19年ぶり高値、円建てステーブルコイン認可の報道
何はともあれ、今後も株式ラブ!で投資を楽しんでいく所存です。
最後までご覧いただいた皆さま、ありがとうございました。
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